犬は体温調節が苦手!体温調節方法とは?

ワンちゃんは体温調節があまり得意でない動物です。特に老犬は体温調節機能が低下するため、熱中症や低体温症などになりやすく注意が必要です。 ワンちゃんは人間のように汗をかいて体温を下げることができません。では、どのようにして体温調節をしているのでしょうか?

 以下で体温調節の方法や飼い主さんが愛犬の体温調節のために気を付けるポイントについて解説していきます。

  • パンティング

  • 適温の場所に自分で移動する

  • 尻尾で体温調節をする

詳しくご紹介

  • パンティング

    「パンティング」とは、ワンちゃんが体内の熱を逃がして体温調節するための呼吸法です。口を開けて舌を出し「ハアハア」と荒い呼吸を繰り返すことで熱を放散して体温を調節するのです。 パンティングがいつまでも続く場合や次のような様子が見られる場合は病気の可能性もあるため注意が必要です。

    ・気温が高くなく、運動や興奮をしていないのにパンティングしている

    ・雑音が混ざっている

    ・いつもより息苦しそう

    ・震えが見られる

    ・舌の色が悪い(紫色や白っぽい色をしている)

    など、普段と違う様子が見られたら、早めに動物病院に行くようにしましょう。

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  • 適温の場所に自分で移動する

    室内であれば、ワンちゃんは涼しい場所や暖かい場所に移動して体温調節をします。

    暑い時期はエアコンの風があたる場所や、日光の当たらない場所で冷たい場所にお腹をつけていることが多いでしょう。寒い時期にはストーブなどのそばで寝て、体温を一定に保とうとします。

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  • 尻尾で体温調節をする

    ワンちゃんが体に尻尾を巻きつけて丸まっているのは、寒い時に見られる行動です。

    尻尾の下に鼻を入れて冷たい空気を吸わないようにすることで、体温を下げないようにしています。

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飼い主さんが気をつけること

ワンちゃんは極端に熱い場所や寒い場所ではうまく体温調節できない場合があります。

飼い主さんが愛犬の様子を観察し、サポートしてあげましょう。

特に老犬は体温調節機能が低下しているので、熱中症や低体温症になりやすく注意が必要です。

  • 適切な室温にする


    夏場は冷房や扇風機で、冬場は暖房器具で室温を調整しましょう。 室外にいる場合には、適度に日陰を確保することが大切です。手足を伸ばして体温調節できるスペースは確保してあげるようにしましょう。

  • 散歩の時間帯を調整


    夏場は熱中症、冬場は低体温症に注意が必要です。 夏場は、早朝や夜などの気温が高くない時間帯に散歩をするようにしましょう。冬場は、暖かい時間帯に散歩に行くのが安心です。

  • 常に水が飲める環境


    ワンちゃんは水分を補給することで体温調節します。気温や運動量に応じて水分補給の頻度や量を調整しましょう。 老犬はあまり水を飲みたがらない場合があるので様子を見て水を飲むよう促しましょう。

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