ワンちゃんのお尻歩きは病気の原因?
ワンちゃんのおしり歩きと呼ばれる、床におしりを擦りながら進むさまは、人間が見れば愛らしくコミカルに映るかもしれません。しかし、ワンちゃん自身にとっては、違和感やストレス、痛みなどのサインなのです。そんなおしり歩きについて、病院に連れて行くタイミング、予防や対処法などをご紹介します。
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お尻歩きする理由とその原因とは?
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こんな症状ならすぐ病院へ!
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お尻歩きの対処法
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予防方法は?
お尻歩きする理由とその原因とは?
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かゆみ
肛門や肛門嚢にかゆみがあると、おしりをすりすりしながら歩いたり、おしりを引きずったりするようになります。特に多いのはトリミング後です。これはトリミングで、おしり周りの毛をバリカンで刈ると皮膚を刺激してしまうためです。 ちなみに、肛門嚢は肛門の斜め下(時計で言うと4時と8時の方向)に存在している袋状の構造で、そこに分泌物がたまります。この分泌物は排便時や興奮して力が入ると体の外に分泌されます。また、これは個体ごとに匂いが違っており、ワンちゃん同士が個体識別をするときに利用されています。おしりの匂いを嗅ぎあっている姿は、この分泌物の匂いを嗅ぎ合っているのです。 この分泌物は、本来なら自然に出せますが、自分で出せない子も多く、そういったワンちゃんには肛門腺絞りをしてあげる必要があります。これをしないと、肛門嚢が破裂してしまうことがあります。 また、瓜実条虫という寄生虫に寄生されるとおしりに強いかゆみが出ておしり歩きをすることがあります。
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違和感
肛門や肛門嚢に違和感がある場合もワンちゃんがおしりをすりすりしながら歩いたり、おしりを引きずったりするようになります。 例えば、肛門腺絞りをすると少し刺激になり、違和感を覚えてこういった症状が見られることがあります。トリミング後に、ワンちゃんがおしり歩きをする原因として、肛門腺絞りの影響があるかもしれません。逆に、長い間肛門腺絞りをしないと肛門嚢に分泌物がパンパンにたまってしまい、違和感をもつことがあります。 これらのほか、何らかの病気によって、ワンちゃんがおしり歩きをする場合があります。
こんな症状ならすぐ病院へ!
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おしりの皮膚炎の症状
『うんちをするときに痛がる』『おしりを触ろうとすると怒る』『出血している』これらは炎症が重度であることの指標です。こういった状態が見られた場合は自然に治る可能性が低いため、病院を受診したほうがいいでしょう。
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肛門嚢炎の症状
『肛門腺絞りを異常に嫌がる』『いつもは出ていたのに分泌物が出せなくなった』『分泌物の色が変わった』これらは肛門嚢炎の典型的な症状です。肛門嚢炎は自然に治る可能性が低いため、病院を受診したほうがいいでしょう。
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肛門嚢破裂(肛門腺破裂)の症状
『出血している』
肛門嚢が破裂すると、皮膚も破れて出血します。ワンちゃんにとっても痛みがあるため、肛門嚢が破裂したらできるだけ早く病院を受診したほうがいいでしょう。
お尻歩きの対処法
『おしりをきれいに洗浄して、肛門腺絞りを』
愛犬がおしりを引きずるようになったら、どう対処すればいいのでしょうか?
まず、愛犬のおしりの状態を確認してください。うんちのような汚れが付いている場合はきれいに洗ってあげましょう。
また、しばらく愛犬に肛門腺絞りをしていない場合は一度やってみて、おしり歩きがなくなるかを確認してください。
おしりに赤みがあったり、おしり歩き以外の症状が見られたりする場合は、様子を見ずに病院を受診してください。
予防方法は?
『ワンちゃんのおしりを清潔に。月に1回の肛門腺絞りを』
愛犬のおしり周りを常に清潔に保つようにしましょう。また、肛門腺絞りを定期的に行うことも大事です。間隔としては月に1回程度が目安になりますが、年齢とともにたまるスピードが変わることがあるため、たまる量を確認しながら間隔を調節します。肛門腺絞りはコツがあり、無理にやるとその刺激でおしり周りを痛がることがあります。難しそうなら、トリミングサロンや動物病院でやってもらいましょう。
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