愛犬はどこまで理解しているの？｜ドッグスクールIDEAL

ワンちゃんは飼い主さんの行動や表情をよく見ていて、自分にとってイイコトや嫌なコトが起きる前触れを敏感に察知します。これは過去の経験から、「飼い主さんがこうしたら、次にこうなる」と学習しているためです。 たとえば、飼い主さんの外出前の一連の行動を学習することで、「飼い主さんがバッグを持つ→留守番→あきらめてハウスに入ろう」といった行動を取るようになります。

基本的にワンちゃんは、周囲とうまくやっていきたいと思う協調性のある動物。加えて、「もっとほめられたい！喜んでもらいたい！」という気持ちも強いのです。 そのため、信頼できる飼い主さんと一緒に取り組めて、さらに笑顔で褒めてもらえるしつけの練習が好きで、いろいろと教えることができます。 ワンちゃんはとても社会性の高い動物で、飼い主さんの一連の行動をよく観察して、取るべき行動を学習しています。そんな愛犬の生態をよく知って、信頼しあえる関係を築きたいですね。

ワンちゃんは人の表情だけでなく、人の視線も観察しています。人が何かを指差すときには自然と視線もそちらに向きますが、そのことからワンちゃんは、「指を差した先には何かがある」と感じています。 また、おねだりをするときに人をじっと見つめるなどの目配せをすることがあります。つまりワンちゃんは、視線や指差しでコミュニケーションを図れる動物なのです。

ワンちゃんは200語以上の人の言葉（単語）を覚えられるだろうと考えられています。これは高知能といわれるチンパンジーに匹敵するレベルで、人の年齢でいえば3才くらいの知能レベルなのだそうです。 この能力のおかげで、ワンちゃんは「ごはん」や「散歩に行こ！」などの話が通じるのですね。